ドコモ機種変更キャンペーンの「いつでもカエドキプログラム+」を利用すると、スマホの購入代金を最大半額近くに抑えられます。
24回払いで購入した端末を12〜23ヵ月目までに返却すると、24ヵ月目以降の残価の支払いが免除されるプログラムです。
しかし「利用方法がわらからない・本当にお得なのか・何かデメリットがあるのでは」など、疑問や不安のある方もいるでしょう。
そこで今回はドコモのいつでもカエドキプログラム・カエドキプログラム+のメリット・デメリットや返却方法などを詳しく解説します。
今人気の最新スマホに買い替えを検討している方は、ドコモの機種変更キャンペーンもチェックしてみてくださいね。
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ドコモのいつでもカエドキプログラム(+)とは?
いつでもカエドキプログラム+とは、2023年9月からドコモが提供している端末購入サポートプログラムです。
いつでもカエドキプログラム+は、24回払いで購入した端末を23ヵ月目までに返却すると、24ヵ月目以降の残価の支払いが免除されます。
購入して12ヵ月目から端末を返却でき、残価と13ヵ月目以降の分割支払金の支払いが免除されるのが特徴です。
近年は1年ごとに最新機種が発売されるため、毎年最新モデルに乗り換えるといった使い方もできます。
なお、ドコモでは以前から2年で端末を返却する前提の「いつでもカエドキプログラム」を提供していますが、いつでもカエドキプログラム+は1年で返却が前提です。
またいつでもカエドキプログラム+では、smartあんしん補償の利用料や早期利用料を支払う点も、いつでもカエドキプログラムと異なります。
いつでもカエドキプログラム(+)の適用条件
いつでもカエドキプログラム+を利用するには、以下の5つの条件を満たす必要があります。
- dポイントクラブへ加入している
- 対象機種を24回払いで購入してプログラムに加入する
- dポイントクラブを継続して対象機種を返却する
- smartあんしん補償(月額330〜1,100円)へ加入する
- 端末返却時に早期利用料(12,100円)を支払う
いつでもカエドキプログラム+を利用するには、dポイントクラブへの加入と24回払いでの端末の購入が必須です。
またいつでもカエドキプログラム+では有料補償への加入が必要なので、通常のいつでもカエドキプログラムよりも月々の支払い金額は多くなります。
ただし、1年ごとに端末を乗り換えれば、有料補償と利用料を含めてもいつでもカエドキプログラム+の方がお得です。
いつでもカエドキプログラム(+)の支払いイメージ
いつでもカエドキプログラム+を利用して端末代金211,000円、smartあんしん補償1,100円/月の対象機種を購入した場合の支払いイメージは以下の通りです。
- 月額分割支払金:5,000円
→(211,000円ー残価96,000)÷23ヵ月 - 残価免除額:96,000円
- 分割支払金免除額:55,000円
→5,000円×11ヵ月 - (支払い)プログラム早期利用料:12,100円
いつでもカエドキプログラム+で12ヵ月目に端末を返却する場合の実質支払い総額は「72,100円」です。
まず、1〜12ヵ月目まで毎月5,000円の分割支払金を支払います。
端末を12ヵ月目に返却すると、13〜23ヵ月目までに発生する合計55,000円の分割支払金が免除されます。
この点はいつでもカエドキプログラムとの大きな違いです。
ここまでの免除額から12,100円のプログラム早期利用料を差し引くと、免除総額は138,900円。211,000円の端末を実質72,100円で利用できる計算です。
いつでもカエドキプログラム(+)の対象機種
ドコモのいつでもカエドキプログラム+は、すべての機種で利用できるわけではありません。
2024年1月現在、ドコモのいつでもカエドキプログラム+の対象機種をご紹介します。
いつでもカエドキプログラム+の対象機種をOSや形状ごとに紹介するので、気になる端末がある方は対象になっているかチェックしてみてください。
iPhone
対象機種 | 24回目の分割支払金(残価額) | smartあんしん補償月額料金 | いつでもカエドキプログラム+早期利用料 |
---|---|---|---|
iPhone15 Pro 128GB | 95,040円 | 1,100円 | 12,100円 |
iPhone15 Pro 256GB | 108,240円 | 1,100円 | 12,100円 |
iPhone15 Pro 512GB | 124,080円 | 1,100円 | 12,100円 |
iPhone15 Pro 1TB | 133,320円 | 1,100円 | 12,100円 |
iPhone15 Pro Max 256GB | 117,480円 | 1,100円 | 12,100円 |
iPhone15 Pro Max 512GB | 128,040円 | 1,100円 | 12,100円 |
iPhone15 Pro Max 1TB | 135,960円 | 1,100円 | 12,100円 |
iPhone15 128GB | 73,920円 | 880円 | 12,100円 |
iPhone15 256GB | 85,800円 | 880円 | 12,100円 |
iPhone15 512GB | 105,600円 | 880円 | 12,100円 |
iPhone15 plus 128GB | 83,160円 | 880円 | 12,100円 |
iPhone15 plus 256GB | 93,720円 | 880円 | 12,100円 |
iPhone15 plus 512GB | 114,840円 | 880円 | 12,100円 |
2024年1月時点でいつでもカエドキプログラム+の対象iPhoneは、iPhone15シリーズのみです。
iPhoneシリーズのなかでは、iPhone15 Pro Max/1TBの残価(24回目の分割支払金)が135,960円と最も高く設定されています。
端末代金が305,910円なので、実質負担額は169,950円と半額に近い価格で最新機種が利用可能です。
一括購入するよりもはるかにお得になるので、できるだけ費用を抑えて最新のiPhoneを使用したい方はいつでもカエドキプログラム+の利用を検討してみてください。
Android
対象機種 | 24回目の分割支払金(残価額) | smartあんしん補償月額料金 | いつでもカエドキプログラム+早期利用料 |
---|---|---|---|
Google Pixel 8 Pro 256GB | 62,040円 | 880円 | 12,100円 |
Google Pixel 8 Pro 512GB | 60,720円 | 880円 | 12,100円 |
AQUOS sense8 SH-54D | 21,120円 | 330円 | 5,500円 |
Xperia 5 V SO-53D | 27,720円 | 880円 | 12,100円 |
Galaxy Z Flip5 SC-54D | 55,440円 | 880円 | 12,100円 |
2024年1月時点で、いつでもカエドキプログラム+の対象になっているAndroidは上記の5機種です。
AndroidのなかではGoogle Pixel 8 Pro/512GBの残価が60,720円と最も高く、端末代金198,000円のところ実質負担額135,960円で手に入れられます。
またAQUOS sense8 SH-54Dは他のモデルよりも残価が少ない分、補償月額料金や早期利用料も安く済むため費用を抑えられますよ。
iPad・タブレット・PC
2024年1月現在、iPad・タブレット・PCではいつでもカエドキプログラム+の対象機種はありません。
ただし通常のいつでもカエドキプログラムでは、以下のiPad・タブレット・PCが対象です。
対象機種 | 24回目の分割支払金/残価額 | 早期利用特典(月額) |
---|---|---|
iPad | ||
12.9インチiPad Pro(第6世代) 128GB | 99,000円 | 900円 |
12.9インチiPad Pro(第6世代) 256GB | 105,600円 | 1,100円 |
12.9インチiPad Pro(第6世代) 512GB | 121,440円 | 1,200円 |
12.9インチiPad Pro(第6世代) 1TB | 150,480円 | 1,400円 |
12.9インチiPad Pro(第6世代) 2TB | 179,520円 | 1,700円 |
11インチiPad Pro(第4世代) 128GB | 77,880円 | 700円 |
11インチiPad Pro(第4世代) 256GB | 84,480円 | 800円 |
11インチiPad Pro(第4世代) 512GB | 100,320円 | 900円 |
11インチiPad Pro(第4世代) 1TB | 129,360円 | 1,200円 |
11インチiPad Pro(第4世代) 2TB | 158,400円 | 1,500円 |
iPad(第10世代) 64GB | 52,800円 | 500円 |
iPad(第10世代) 256GB | 64,680円 | 600円 |
iPad Air(第5世代) 64GB | 62,040円 | 600円 |
iPad Air(第5世代) 256GB | 72,600円 | 700円 |
ドコモタブレット | ||
dtab d-51C | 15,840円 | 300円 |
dtab compact d-52C | 15,840円 | 300円 |
5G対応パソコン | ||
Lenovo ThinkPad X1 Nano | 60,720円 | 1,200円 |
法人専用機種 | ||
DuraForce EX KY-51D | 11,880円 | 200円 |
iPad Pro(第6世代)/2TB 12.9インチの残価が179,520円で最も高く、端末価格が420,420円のところ実質負担額240,900円で済みます。
iPadやタブレットを安く手に入れたい方は、いつでもカエドキプログラムの利用を検討しましょう。
いつでもカエドキプログラム(+)の返却方法
ドコモのいつでもカエドキプログラム+の返却方法は、ドコモショップの店頭とオンラインショップの2種類から選べます。
それぞれの返却方法についてご紹介します。
ドコモショップの店頭で返却する
いつでもカエドキプログラム+で利用していた端末は、ドコモショップの店頭で返却可能です。
ドコモショップの店頭で返却する場合は、端末を店頭に持っていくだけで手続きができます。
ただしドコモショップの店頭で端末を返却する場合は、返却と同時に新しい端末を購入する必要があります。
返却と同時に新しいスマホを購入したくない方は、オンラインショップでの返却を検討しましょう。
またドコモショップは混雑していることが多く、予約がないと対応してもらえない可能性もあるので、必ず来店予約してから行くのがおすすめです。
オンラインショップで返却する
いつでもカエドキプログラム+で使用していた端末の返却は、ドコモオンラインショップでも可能です。
オンラインショップで返却する場合は、以下の手順で手続きを進めてください。
- My docomoにログインする
- 「お手続き」→「割引・優待」を選択する
- 「スマホおかえしプログラムご利用(郵送)」を選択する
- 「お手続きする」を選択して必要事項を入力する
- 登録している住所宛にドコモから送付キットが届く
- 返送する端末を初期化する
- 送付キットに同梱されている書類に必要事項を記入する
- 返却するスマホと書類を返送用封筒に入れてポストに投函する
返送完了後に、ドコモ指定センターにて査定が終了したら返送手続きは完了です。
返送前に以下の事前準備を済ませておきましょう。
- 新しいスマホの用意
- データ移行
- 返却するスマホの初期化
付属品などの返却は必要なく、送付キットには端末のみを入れて返送します。
なお、返送期限は申込み日の翌月末までで、期限を過ぎると違約金が発生するので送付キットが到着次第返送手続きを進めましょう。
いつでもカエドキプログラム(+)のメリット
いつでもカエドキプログラム+には、以下のようなメリットがあります。
それぞれのメリットを詳しく見ていきましょう。
端末代金の負担額を抑えられる
いつでもカエドキプログラム+は、一括で購入するよりも安く端末を手に入れられるのが最大のメリットです。
12〜22ヵ月目に対象機種を返却すると 23回目までの分割支払金と24回目に設定されている残価の支払いが免除されます。
例えばiPhone15 Pro/128GBは機種代金が192,060円ですが、いつでもカエドキプログラム+を利用して23ヵ月目に返却した場合、負担額は97,020円です。
最新機種でも半額ほどで手に入るため、費用を抑えて新しい機種に乗り換えたい方には魅力的なプログラムでしょう。
またいつでもカエドキプログラム+を利用するには24回の分割払いに設定するため、月額料金を一定にしたい方にもおすすめです。
回線契約なしでも利用できる
いつでもカエドキプログラム+は、ドコモの回線契約なしで利用できるのも大きなメリットです。
いつでもカエドキプログラム+を利用して端末だけを購入し、端末代金の負担額を軽減することができます。
回線契約は格安SIMを使うなどすれば、月額料金を安く抑えることも可能です。
またドコモのみ取り扱っている端末や、ドコモの方が安い端末などを購入したいときも、いつでもカエドキプログラム+の活用をおすすめします。
1年ごとに最新機種に乗り換えられる
いつでもカエドキプログラム+は12ヵ月目から返却できるので、1年ごとに最新機種に乗り換えられるのもメリットの一つです。
近年は1年に1回新しいスマホが発売される傾向にあり、ハイエンドモデルなどは10万円・20万円を超えるモデルも多く販売されています。
毎年最新機種に乗り換えると負担が大きくなってしまいますが、いつでもカエドキプログラム+を利用すれば負担額を抑えつつ最新機種を購入できるのが魅力です。
23ヵ月目に返却するよりも12ヵ月目に返却した方がお得になるので、毎年スマホを買い替えたい方におすすめのプログラムです。
いつでもカエドキプログラム(+)のデメリット
いつでもカエドキプログラム+のデメリットは以下の通りです。
それぞれのデメリットについて詳しく解説します。
返却する必要がある
いつでもカエドキプログラム+は、使用していた端末を必ずドコモに返却するしなければなりません。
店頭に持ち込む場合でも郵送返却でも手間がかかるのはデメリットの一つです。
特にオンラインでは返送キットに端末を入れたり書類の記入をしたりといった作業が必要なので、面倒に感じる方もいるでしょう。
これまで古い端末を手元に置いておくことが多かった方は返送作業がわずらわしく感じる可能性があるため、事前に返却方法をチェックしてスムーズに返却しましょう。
24ヵ月以上スマホを利用すると損をすることがある
いつでもカエドキプログラム+は、24ヵ月以上同じ端末を使用することも可能です。
しかし23回目で返却すると免除される24回目の残価を、再度24回払いで支払うことになるため負担額は通常の48回払いと変わらなくなります。
いつでもカエドキプログラム+は、1〜2年以内に端末を返却することで端末代金を抑えられるのがメリットです。
そのため24ヵ月以上同じ端末を使用する場合は、いつでもカエドキプログラム+を利用する必要はなくなります。
いつでもカエドキプログラム+を利用する場合は、必ず1〜2年以内に端末を返却して支払い免除の特典を受けるようにしましょう。
対象機種が限定されている
いつでもカエドキプログラム+は、ドコモの機種すべてが対象になっているわけではありません。
最新機種や高額な機種を対象とする傾向にあり、古い機種や安価な機種はいつでもカエドキプログラム+を利用できない可能性があります。
また通常のいつでもカエドキプログラムではiPad・タブレット・PCなども対象ですが、いつでもカエドキプログラム+ではすべて対象外なのも残念なポイント。
いつでもカエドキプログラム+を利用する前に、購入したい機種が対象になっているか必ず確認しておきましょう。
いつでもカエドキプログラム(+)についてよくある質問
画像引用元:ドコモ
最後にいつでもカエドキプログラム+についてよくある4つの質問をご紹介します。
気になる項目があればチェックして、いつでもカエドキプログラム+を利用する前に疑問を解消しておきましょう。
いつでもカエドキプログラム(+)は途中解約できる?
ただし残価を含めた通常の端末代金を支払うため一括購入と同額の負担となり、いつでもカエドキプログラム+のお得さは失われます。
いつでもカエドキプログラム(+)はahamoでも使える?
いつでもカエドキプログラム+はドコモの回線契約なしでも使えるので、他の回線を使用しているユーザーも問題なく利用できます。
ただしahamoの申し込みといつでもカエドキプログラム+の端末購入を同時に行うことはできないため、これから申し込む方は別々に手続きを行いましょう。
いつでもカエドキプログラム(+)の早期利用特典とは?
いつでもカエドキプログラム+には早期利用特典はなく、その代わり分割支払金が免除されます。
端末代金211,000円の機種を12ヵ月目に返却すると早期利用特典は3,300円の割引ですが、分割支払金は55,000円免除されるので、いつでもカエドキプログラム+の方がお得ですよ。
いつでもカエドキプログラム(+)を使用しない場合どうなる?
また分割払い以外では、端末代金を定価で一括購入することも可能です。
ドコモのいつでもカエドキプログラム(+)を利用して最新機種をお得にゲットしよう
画像引用元:いつでもカエドキプログラム+|ドコモ
12ヵ月目に返却することで最新機種をお得に手に入れられるドコモの「いつでもカエドキプログラム+」。
2年ごとに返却するいつでもカエドキプログラムとは異なり、1年ごとに返却・購入できるため毎年最新の機種に乗り換えられるのが大きなメリットです。
高額なハイエンドモデルでも費用を抑えて乗り換えられるので、一括で購入するよりもお得に最新機種をゲットできますよ。
1年ごとに最新機種に乗り換えたい方は、ドコモのいつでもカエドキプログラム+の利用を検討してみてはいかがでしょうか。