iPhoneのバッテリー交換について詳しく解説します。
iPhoneは歴代41機種ありますが、古いモデルであればあるほどバッテリー持ちが悪くなってきます。
そこで本記事では、バッテリー交換にかかる値段や交換時期の目安までしっかり解説していきます。
iPhoneのバッテリー問題で悩んでいる人はぜひ最後までお付き合いください。
iPhoneのバッテリーを交換する方法3つ
まずはiPhoneのバッテリー交換方法を紹介します。
主なiPhoneのバッテリー交換方法は次の3つです。
各交換方法について順番に解説していきます。
正規店で交換する
1つ目に紹介するのが、正規店でバッテリーを交換する方法です。
Apple StoreやApple正規プロバイダにバッテリー交換を依頼します。
ちなみにAppleの正規プロバイダは下記のとおりです。
- カメラのキタムラ
- ビックカメラグループ
- クイックガレージ
- AND market
正規店で交換する主なメリット・デメリットは下記のとおりです。
- AppleCare+に加入していれば無償交換できる
- 正規店のため確実にバッテリー交換できる
- AppleCare+に加入していないとコストがかかる
- 予約しないと即日対応してもらえない可能性が高い
- 本体データが消える可能性がある
正規店のメリットはとにかく安心・安全なこと。専門の修理スタッフがしっかり対応してくれるので、安心して依頼できます。
デメリットはAppleCare+に加入していないとコストがかかる点と、予約しないと即日対応してもらえない可能性が高い点です。
交換まで数日要することも多く、急いで修理したい人は注意しましょう。
また正規店では本体データが消える可能性もあるので、交換を依頼する前にバックアップは必須です。
非正規店で交換する
次に紹介するのが非正規店で交換する方法です。
「非正規店」はAppleから認可されていない店舗のこと。持ち込み修理の店舗が多いですが、店舗によっては配送修理を受け付けています。
非正規店のメリット・デメリットはそれぞれ下記のとおりです。
- 正規店よりも料金が安い店が多い
- 依頼後すぐに交換してもらいやすい
- 本体データが消えるリスクが低い
- Apple純正のパーツが使われないことがほとんど
- 正規店のサポートを受けられなくなる
- 一部の機能が使えなくなることがある
- 悪徳業者に当たる可能性がある
非正規店のメリットはAppleCare+に加入していない場合、正規店よりも料金が安い店が多いこと。
店舗によって料金は異なりますが、10,000円以内で済むことがほとんどです。
対して、大きなデメリットとして挙げられるのが正規のサポートが受けられなくなってしまうこと。
今後Appleや各携帯キャリアの端末サポートの利用を考えている人は注意してください。
また、正規店とは違い悪徳業者に当たる可能性にも気をつけなければなりません。
自分で交換する
3つ目の方法は自分でiPhoneのバッテリーを交換するというものです。ただし、この方法は推奨しません。
理由は電波法に触れる可能性があるためです。
技適マークが外れた製品で通信を行うと電波法違反になってしまいます。
また、技術のない人が交換を行うと故障の原因にもなりかねませんので、自分でのバッテリー交換は避けるようにしてください。
iPhoneのバッテリー交換はどこでできる?
ここからはiPhoneのバッテリー交換はどこでできるのか詳しく解説していきます。
iPhoneのバッテリー交換は下記の場所で行えます。
各交換場所について、それぞれ解説していきます。
Apple Store
各地にあるApple Storeでは、iPhoneバッテリーの交換が可能です。
Apple Storeで交換する場合、下記のものが必要になります。
- 購入時のレシート(できれば)
- iPhone本体とアクセサリ
- 本人確認書類
Apple公式サイトもしくはAppleサポートアプリから予約可能です。
Appleリペアセンター
近くに修理できる店舗がない場合にお勧めしたいのが、Appleリペアセンターです。
Appleリペアセンターに修理を依頼すると、配送業者が自宅までiPhoneを回収しに来てくれます。
配送修理の申し込みはApple公式サイトもしくは電話から可能です。
ちなみに配送修理を使う場合、即日のバッテリー交換はできません。
手元に返ってくるまで1週間以上はかかりますので注意してください。
家電量販店(正規プロバイダ)
Appleに正規プロバイダとして認定されている家電量販店でも、iPhoneのバッテリー交換が可能です。
下記の店舗が認定を受けています。
- カメラのキタムラ
- ビックカメラグループ
- クイックガレージ
- AND market
「Apple Storeが近くにないけれど、正規の店舗で持ち込み修理」をしたい人は正規プロバイダ店舗の利用がおすすめです。
ちなみにApple Storeと同様に、正規プロバイダ店舗の来店予約もApple公式サイトもしくはAppleサポートアプリから行えます。
携帯キャリアの修理サービス
携帯キャリアの修理サービスを使うことでも、iPhoneのバッテリーを交換できます。
例えば、ドコモではiPhoneリペアコーナーによる持ち込み修理や、ドコモショップで申し込めるお預かり修理が利用可能です。
iPhone修理専門店(非正規)
全国各地にある非正規のiPhone修理専門店でも、iPhoneのバッテリー交換が行えます。
公式に比べて、早く安くバッテリー交換できる点が魅力です。
ただし悪質業社にあたる可能性や、Apple公式のサービスを受けられなくなるといったデメリットもありますので気をつけてください。
iPhoneのバッテリー交換にかかる値段は?
続いて、iPhoneのバッテリー交換にかかる値段について解説していきます。
iPhoneのバッテリー交換にかかる費用は、バッテリーを交換する場所やiPhoneの機種によって変動しますので注意してください。
それでは解説していきます。
Apple Store・Apple正規プロバイダ
まずはApple StoreとApple正規プロバイダを使った際のバッテリー交換の値段を紹介します。
各iPhoneのバッテリー交換にかかる費用は下記のとおりです。
機種名 | バッテリー交換費(AppleCare+加入なし) |
---|---|
iPhone15 | 15,800円 |
iPhone15 Plus | |
iPhone15 Pro | |
iPhone15 Pro Max | |
iPhone14 | |
iPhone14 Plus | |
iPhone14 Pro | |
iPhone14 Pro Max | |
iPhone13 | 14,500円 |
iPhone13 mini | |
iPhone13 Pro | |
iPhone13 Pro Max | |
iPhone12 | |
iPhone12 mini | |
iPhone12 Pro | |
iPhone12 Pro Max | |
iPhone11 | |
iPhone11 Pro | |
iPhone11 Pro Max | |
iPhoneXR | |
iPhoneXS | |
iPhoneXS Max | |
iPhoneX | |
iPhone8 | 11,200円 |
iPhone8 Plus | |
iPhone7 | |
iPhone7 Plus | |
iPhoneSE(1〜3世代) |
iPhone14より新しいシリーズのバッテリー交換費は15,800円、iPhoneX〜iPhone13シリーズまでは14,500円です。
iPhone8以前のシリーズやSE全モデルは11,200円に設定されています。
なお、AppleCare+に加入かつiPhoneのバッテリー容量が80%未満の場合、どの機種でも無料でバッテリー交換可能です。
携帯キャリア
続いて、各携帯キャリアのバッテリー交換の値段を紹介します。
各携帯キャリアのバッテリー交換にかかる費用は下記のとおり。
携帯キャリア名 | 条件 | バッテリー交換費用 | |
---|---|---|---|
ドコモ | Apple社提供のメーカー1年保証適用の場合 | 無料 ※お客様の過失・事故が原因の場合は有償 |
|
Apple社提供のメーカー1年保証適用外の場合 | Appleと同様 | ||
「修理代金サポート」適用の場合 | ・ケータイ補償月額コース550円/660円 ・smartあんしん補償月額コース550円 | 上限6,600円 | |
・ケータイ補償月額コース825円/1,100円 ・smartあんしん補償月額コース825円/990円 | 上限8,250円 | ||
ソフトバンク | Apple社提供のメーカー1年保証適用の場合 | 無料 ※お客様の過失・事故が原因の場合は有償 |
|
保証サービス加入なし | Appleと同様 | ||
保証サービス加入あり | あんしん保証パック with AppleCare Services | 無料 ※自然故障の場合 |
|
・あんしん保証パック(i) ・あんしん保証パック(i)プラス | 修理代金の80%以上を月々のスマホ利用料から割引 | ||
au | Apple社提供のメーカー1年保証適用の場合 | 無料 ※お客様の過失・事故が原因の場合は有償 |
|
保証サービス加入なし | Appleと同様 | ||
保証サービス加入あり | auスマートパスプレミアム会員かつ故障紛失サポート with AppleCare Services & iCloud+ | 最大12,900円相当のPontaポイントを1年に2回まで修理代としてサポート | |
auスマートパス/auスマートプレミアム会員かつ修理代金サポート(保険)への事前登録 | 修理費用に対して1回あたり最大10,000円(不課税)の負担 | ||
故障紛失サポート with AppleCare Services & iCloud+ | 無料 ※自然故障の場合 |
||
楽天モバイル | Apple社提供のメーカー1年保証適用の場合 | 無料 ※お客様の過失・事故が原因の場合は有償 |
|
保証サービス加入なし | Appleと同様 | ||
保証サービス加入あり | 故障紛失保証 witth AppleCare Services | 無料 ※自然故障の場合 |
各キャリアで用意されている保証サービスを使わない場合、基本的にバッテリー交換にかかる費用はAppleと同じです。
iPhone修理専門店(非正規)
非正規のiPhone修理専門店でのバッテリー交換費用は、利用する店舗によって変わってきます。
Apple公式よりは安いことが多く、10,000円以下でバッテリー交換できるところがほとんどです。
iPhoneのバッテリー交換を即日できる店舗は?
続いて、iPhoneのバッテリー交換を即日できる店舗を紹介していきます。
まず結論からですが、持ち込み修理できる店舗のほとんどがiPhoneバッテリーの即日交換に対応しています。
ただし混み具合によっては数日待たされるケースもあるため注意が必要です。
即日交換したい場合は、下記のポイントに気を付けてみてください。
- Apple公式や正規プロバイダを使う場合は早めに来店予約する
- 配送修理サービスは使わない(返送までに5〜7日ほどかかる)
- あまりにも緊急の場合は非正規修理サービスの利用も視野に入れる
また、配送修理サービスでは即日交換はまずできません。
すぐにバッテリーを交換したい人や、iPhoneが使えない期間が空くと困る人は別のサービスを利用しましょう。
iPhoneのバッテリー交換をする時期の目安は?
続いて、iPhoneのバッテリー交換をする時期の目安について解説していきます。
基本的にはiPhoneのバッテリー状態が80%未満になったら、交換時期の目安といわれています。
バッテリー容量が少なくなると充電切れが早くなるだけでなく、端末のパフォーマンスも低下してしまいます。
電池持ちの悪さを感じ始めたら、できるだけ早めに交換するのがおすすめです。
ちなみにiPhoneのバッテリー状態は下記の手順で確認できます。
- 設定アプリを起動する
- バッテリーをタップする
- バッテリーの状態と充電を確認する
- 最大容量が80%未満の場合はバッテリー交換を検討する
自分のiPhoneの状態が気になる人はぜひチェックしてみてください。
iPhoneのバッテリー交換についてよくある質問
画像引用元:iPhone14 Pro|Apple
続いて、iPhoneのバッテリー交換についてよくある質問とその回答を紹介します。
今回取り上げたのは下記の質問です。
- iPhoneのバッテリー交換が最も安いのは?
- iPhoneのバッテリー交換をするとデータが消える?
- iPhoneのバッテリー交換にはどのくらい時間がかかる?
iPhoneのバッテリー交換が最も安いのは?
純正ではない安いパーツを使うことで、バッテリー交換にかかる費用を抑えています。
ただし非正規の店舗を使うとApple公式のサポートが受けられなくなる点に注意が必要です。
iPhoneのバッテリー交換をするとデータが消える?
データが消えないこともありますが、万が一に備えて交換を依頼する際は必ずバックアップを取るようにしてください。
iPhoneのバッテリー交換にはどのくらい時間がかかる?
配送修理やお預かり修理では、1週間以上かかることも珍しくありません。
iPhoneのバッテリー容量が80%を切ったら交換を検討しよう
画像引用元:iPhoneSE(第3世代)|Apple
今回はiPhoneのバッテリー交換について詳しく解説してきました。
バッテリー交換はさまざまな方法で行えますが、基本的には安全なApple公式か正規プロバイダ店舗の利用がおすすめです。
iPhoneの状態を確認してみて、容量が80%未満の場合は本記事を参考にバッテリー交換を検討してみてください。