Xiaomi 13Tはコスパが良いミドルレンジスマホです。普段使いにちょうど良いおすすめのスマホと言えます。
特に約6.7インチの大画面ディスプレイと5,000mAhの大容量バッテリー、そしてわずか15分で半分もチャージできる急速充電が魅力でした。
今回はXiaomi 13Tの実機を実際に触ってみて感じたことを詳しくレビューしていきます。
Xiaomi 13Tを実際に使ってみて感じたメリット・デメリットをまとめました。
Xiaomi 13Tの発売日・価格
Xiaomi 13Tの評価 | |
---|---|
カメラ性能 | 3.5 |
処理性能 | 3.5 |
画面性能 | 4.0 |
バッテリー性能 | 4.5 |
コストパフォーマンス | 4.5 |
Xiaomi 13Tは2023年12月8日に発売されました。
Xiaomi 13Tのスペック | |
---|---|
発売日 | 2023年12月8日 |
画面サイズ | 6.7インチ |
本体サイズ | 幅:76mm 高さ:162mm 厚さ:8.7mm |
重さ | 179g |
アウトカメラ | 広角:5,000万画素 望遠:5,000万画素 超広角:1,200万画素 |
インカメラ | 2,000万画素 |
バッテリー | 5,000mAh |
RAM | 8GB |
ROM | 256GB |
CPU | MediaTek Dimensity 8200-Ultra |
認証 | 指紋認証・顔認証 |
防水・防塵性能 | IPX8・IP6X |
カラー | ブラック メドウグリーン アルパインブルー |
Xiaomi 13Tは日常的に使うには十分なスペックを搭載しています。
また価格もお手頃なのでコスパのいいスマホだと感じました。
特に「高すぎるスマホは必要ないけれど、スペックもある程度ほしい」といった方におすすめの一台です。
なお、Xiaomi 13Tはキャリアではauが、格安SIMではUQモバイルが取り扱っています。
キャリア | 価格 | 割引適用時 | 購入 |
---|---|---|---|
au | 65,000円 | 29,900円 | 公式サイト |
UQモバイル | 65,000円 | - | 公式サイト |
Xiaomi 13Tを開封!外観をチェック
Xiaomi 13Tの外観を見ていきます。
パッケージと本体デザインについて分けてレビューしていきますので、ぜひ参考にしてみてください。
パッケージ
Xiaomi 13Tの箱はとてもシンプルでした。
蓋を上に持ち上げて開ける、よくあるタイプの箱です。
開けるとこのような感じです。
付属品としては以下の通りです。
- クイックスタートガイド
- SIM取り出し用ピン(試供品)
- クリアソフトケース(試供品)
クリアソフトケースが付属していました。
また本体にはすでに試供品の保護フィルムが貼り付けられているため、すぐに持ち出せます。
本体デザイン
Xiaomi 13Tのカラーバリエーションは以下の3色です。
- アルパインブルー
- メドウグリーン
- ブラック
今回レビューに使った色はアルパインブルーで、落ち着いたくすみブルーのような色味です。
アルパインブルーの背面にはヴィーガンレザーを採用。触り心地が良く、指紋の目立ちにくい素材でした。
カメラは、レンズ周りの四角い部分から出っ張りがあります。
筆者自身は気になるほどではありませんでしたが、背面を下にして置くと傾きが生じるため点にご注意ください。
Xiaomi 13Tのディスプレイ
Xiaomi 13Tは6.7インチの有機ELディスプレイを搭載しています。
比較的、大画面のスマホと言えるでしょう。
ディスプレイはフラットです。
中央上部にパンチホール型のインカメラがありますが、目立つ大きさではないと感じました。
ベゼルも細いため、使用していて気になることなく6.7インチの大画面ディスプレイを楽しめます。
リフレッシュレートは最大144Hz駆動で、実際にウェブサイトを閲覧した際やアプリの操作も滑らかで快適な操作が行えました。
最大輝度2,600ニトということもあり、屋外でも明るく見やすいのが嬉しいポイントでした。
Xiaomi 13Tのサイズ感・重さ
Xiaomi 13Tのサイズは162mm×76mm×8.7mmです。
- 高さ:162mm
- 幅:76mm
- 厚み:8.7mm
普段、筆者はもう少しコンパクトなiPhone15 Pro(146.6mm×70.6mm×8.25mm)を使っていることもあり、Xiaomi 13Tは「大きい」と感じました。
片手でも握ることはでき、親指でのスクロール操作は可能です。
しかし、片手でのキーボード操作は難しい印象です。
左手で操作をする場合、右下の文字を打つのが難しく感じました。手のひらで左下のボタンを何度も誤って押してしまう結果になりました。
サイズ感については人によって感じ方に差が出てくる部分なので、今お使いのスマホのサイズと比較してみてください。
公式で発表されている重さは約197g。実際に測ってみたところ196gとほぼ誤差はありませんでした。
筆者は普段245gのiPhone15 Pro+ケースを使っているため、特に「重たい」とは感じませんでした。
しかし196gという重量は、人によっては重たいと感じるかもしれません。
一般的に軽いと言われるスマホは、重量が約170g以下ぐらいです。
Xiaomi 13Tのスペック・処理性能
Xiami 13TのCPUには「MediaTek Dimensity 8200-Ultra」を搭載しています。
Antutuベンチマークスコアを計測してみたところ、以下のような結果になりました。
- 総合スコア:891,091点
- CPUスコア:255,428点
- GPUスコア:232,425点
総合スコアは約89万点。
GPUスコアは約23万点で、軽いゲームから少し重たいゲームも楽しめるほどの性能が搭載されていることがわかります。
実際に日常的なウェブ検索やSNS、YouTubeでの動画視聴などの操作に関しては、不満もなく快適な動作を行うことができました。
ゲームでの使用についても快適な動作で行うことができました。詳しくは後述します。
Xiaomi 13Tのバッテリー持ち
Xiaomi 13Tのバッテリー容量は5,000mAhと大容量です。
100%まで充電した状態で2日程度、放置してみたところ、バッテリー残量は30%になりました。バッテリー持ちが長持ちのスマホだと感じます。
またYouTubeを1時間流してみた結果、30%から24%になりました。1時間で6%のみ減る結果となりました。
また、Xiaomi 13Tは最大67Wでの急速充電に対応しています。
急速充電の実力をチェック
公式サイトによると、バッテリー残量1%の状態から約15分で半分(約50%)チャージができるとのことです。実際に試してみました。
約20分の充電で、バッテリー残量が23%から81%になりました。
さらにここから約15分で、81%から100%まで充電できました。
約15分で半分チャージできるのはどうやら本当のことのようです。
このような急速充電ができると、充電を忘れたときや外出先で短い時間しか充電ができないときにも役に立つのではないでしょうか。
Xiaomi 13Tのカメラ性能
Xiaomi 13Tはトリプルカメラを搭載しています。
- 超広角:1,200万画素
- 広角:5,000万画素
- 望遠(光学2倍ズーム):5,000万画素
実際にどのような写真が撮れたのか見ていきましょう。
まずはメインとなる5,000万画素の広角カメラで撮影してみました。
この日は晴天というわけではありませんでしたが、明るくキレイに写っていると感じます。
撮影時に画面下部に出てくる数字の「2」のアイコンをタップすると、5,000万画素の望遠カメラ(光学2倍ズーム)に切り替わります。
同じ場所から被写体を撮影してみました。比較的近いものに関しては望遠カメラ(光学2倍ズーム)で明るくキレイに撮影できました。実用的に使えるのではないでしょうか。
今度は少し遠くの被写体を望遠カメラ(光学2倍ズーム)で撮影してみました。
少し遠くのものになると、先ほどの近くの被写体と比べて解像感が落ちたように感じます。
同じ被写体を、最大20倍のデジタルズームで撮ってみるとこのような感じになりました。
どうしてもデジタルズームなので解像度が極端に落ちてしまいます。キレイとは言えませんが、遠くのものを記録程度でも撮影できるのはメリットではないでしょうか。
こちらの2枚も広角カメラで撮影したところ、明るくキレイに撮れていると感じます。
Xiaomi 13Tは接写はできませんが、ある程度なら近寄っても被写体を捉えることができます。
雑草も青々とはっきりとした色味で写すことができました。
ただし、やはり接写はできないため、少しピントが迷っている印象を受けます。
北側の室内でも撮影を行ってみたところ、光が少ないこともあり、屋外での撮影よりもぼやけた印象です。
総評して、光がしっかりと入る場所であれば明るくキレイな写真撮影ができると感じました。
Xiaomi 13Tのゲームアプリの動作をチェック
Xiaomi 13Tのゲーム性能を調べるため、3Dゲーム「原神」を試してみました。
実は筆者は原神自体はじめてプレイしたのですが、結果は快適です。
スペックを考えると高画質や高フレームレート設定でのプレイは難しいかもしれませんが、デフォルトの設定であれば滑らかな映像と操作感を楽しみながらプレイできました。
また、ポケモンGOもプレイしてみましたが、こちらも快適に遊ぶことができました。
GPSも特に迷うことがなくポケモンのゲットやアイテム回収、対戦も問題なくプレイできます。
Xiaomi 13Tはミドルレンジスマホですが、ある程度のゲームであれば快適に遊べることがわかりました。
Xiaomi 13Tのメリット
実際に使ってみて感じた主なメリットは以下の通りです。
それぞれのメリットについて詳しく解説します。
約6.7インチの大画面ディスプレイが楽しい
Xiaomi 13Tの魅力の一つは6.7インチの大画面ディスプレイにあります。
筆者は普段6.1インチのiPhone15 Proを使用していますが、それよりも大きい画面で動画視聴やゲームプレイを楽しめました。
また、屋外でも明るく見やすい点や、滑らかな動作が可能なディスプレイも大きな魅力でした。
想像よりも快適な動作感
Xiaomi 13TのCPUは「Dimensity 8200-Ultra」です。触ってみる前は「どれくらいの性能なんだろう」と不安に感じていました。
実際に使ってみると日常的な動作はもちろん、原神やポケモンGOといったゲームも快適にプレイできました。
ゲームをメインに楽しみたい方にとっては物足りないスペックかもしれませんが、趣味でゲームを楽しむ程度であれば十分ではないでしょうか。
67Wの急速充電が便利
Xiaomi 13Tは最大67Wの急速充電に対応し、短い時間で充電ができる点も魅力です。
実際に約35分で23%から100%まで充電ができたので、朝起きて「充電し忘れていた」という事態でも慌てなくて済むと感じました。
指紋認証+顔認証に対応で快適
Xiaomi 13Tは指紋認証と顔認証の両方に対応しています。
指紋認証はディスプレイ内蔵型です。筆者は始めて使用したのですが、思っていたよりもスムーズにロック解除することができました。
筆者は普段、顔認証にしか対応していないiPhone15 Proを利用しているため、寝る前の暗い部屋ではスムーズにロック解除ができない点に不満を感じています。
指紋認証にも対応しているXiaomi 13Tであれば、顔認証がうまく使えない場面でも快適にロック解除できました。日々使ううえで大切なポイントだと感じました。
背面の触り心地が良い
今回レビューに使ったXiaomi 13Tの「アルパインブルー」は背面にヴィーガンレザーを使用しています。マット感があり触り心地の良い質感が気に入りました。
筆者は手汗をかくことも多く、指紋や汚れがついてしまうことが気になるのですが、Xiaomi 13Tであれば気にせずに利用可能です。
ただし、付属しているソフトケースや保護フィルムは指紋が目立つタイプの素材だったため、少し触っただけですぐに汚れてしまいました。
また他のカラーの背面はガラス素材です。ヴィーガンレザーならではの触り心地は、Xiaomi 13Tの中でもアルパインブルーのみのメリットとなります。
これで6〜7万円台は安い!
Xiaomi 13Tを使ってみて、筆者の使い方(SNSや漫画・動画の閲覧、軽いゲーム程度)であれば文句の無いスペックだと感じました。
それでいて価格は6万円代〜7万円台。さらにauで割引を使えば約3万円で購入できるため、かなりコスパが良いのではないでしょうか。
筆者と同じような使い方をする方や、大きなディスプレイがほしい方、急速充電ができるコスパの良いスマホがほしい方はXiaomi 13Tを選ぶことをおすすめします。
Xiaomi 13Tのデメリット
実際に使ってみて感じた主なデメリットは以下の通りです。
それぞれのデメリットについて詳しく解説します。
本体サイズが大きく片手操作は難しい
Xiaomi 13Tは本体サイズが大きく、片手操作はむずかしいと感じました。
参考までに筆者は手首から中指の先までが約18.5cm、手のひらの横幅が約8.5cm程度です。
スクロール程度であれば問題ありませんが、キーボードの片手打ちは難しいと感じるサイズ感でした。
ワイヤレス充電には非対応
Xiaomi 13Tはワイヤレス充電には非対応です。
有線での急速充電に対応しているため、ワイヤレス充電に対応していたとしても有線を使うことが多くなりそうですが、ケーブルの煩わしさが残ります。
使い勝手という点でもワイヤレス充電に非対応な点は少し残念に感じました。
カメラ機能は思ったほど感動がない
Xiaomi 13Tは5,000万画素の広角カメラと望遠カメラ、1,200万画素の超広角のトリプルカメラを搭載しています。
筆者は普段から写真を多く撮るわけではないので、記録的に使えれば問題ありませんが、それでも高画素ということに期待を寄せていました。
もちろん明るくキレイな写真撮影は可能ですが、写真撮影にこだわりがある方にとっては少し物足りない印象ではないでしょうか。
充電器は付属していない
Xiaomi 13Tは保護フィルムやソフトケースなど付属品が充実していますが、充電器に関しては付属していない点が残念に感じました。
最大67Wの急速充電を利用したい方は、対応した充電器とケーブルを別途用意するようにしましょう。
なお、上位モデルとなるXiaomi 13T Proには120Wに対応した充電器とケーブルが付属しています。
慣れるまで少し使いにくい
Xiaomi 13Tは慣れるまで少し使いにくいと感じました。
筆者が普段からAndroidではなくiPhoneを使っている点も関係するかもしれませんが、下のメニューの戻るボタンが一番左ではなく右に配置されている点が特に気になりました。
また、アプリを閉じる場合も下から上にスワイプするのではなく、横にスワイプする点も、最初どのような動作をすればいいかわからず、使いにくさを感じました。
Xiaomi 13Tの口コミ・評判
最後に、実際にXiaomi 13Tを使っている方の口コミ・評判を調査しました。
良い口コミと悪い口コミに分けて紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
Xiaomi 13Tの良い口コミ・評判
Xiaomi 13Tに関する良い口コミ・評判は以下の通りです。
- 明るく見やすいディスプレイが良い
- バッテリー持ちが良い
- 快適な動作感
Xiaomi 13Tの良い口コミ・評判としてディスプレイに関する声が多く見つかりました。
大きい点はもちろんのこと、フラットディスプレイである点や明るく見やすい点を評価しているようです。
メインスマホをXiaomi 13 Ultraから13Tにチェンジ。
理由
・フラットディスプレイの方が良い。
・Ultraよりは軽い(けどまだ軽い方が良い)。
・13Tの方が画面キレイだし目が疲れにくい。
・FeliCa使える。
・値段的にUltraは丁寧に扱わなきゃいけない分少しストレス。— DJ★にゃんた。 (@smartphonenyant) January 25, 2024
また、バッテリー持ちに関する良い口コミ・評価も目立ちました。
日常的に使っていても残量が減りにくく、また急速充電にも対応している点が評価されています。
お疲れ様でしたー
早番終わりー。
今日は暇すぎて仕事の合間にスマホをイジイジ。
というわけで10.25h経過で残量60%でございます。
これから一人旅ですが今夜は充電しなくて🆗やろ。
また夜景とか撮ってきますね!#Xiaomi13T pic.twitter.com/I5mJjzPdmA— beatemotion71 (@boowyjun71) February 20, 2024
Xiaomi 13Tは快適な動作についても評価されています。
Xiaomi13Tを使い始めて2ヶ月
ディスプレイとサクサクさに全振りで
素晴らしい✨
バッテリーもちも大満足— kurisuke (@kurigofanfan) February 22, 2024
Xiaomi 13Tの悪い口コミ・評判
Xiaomi 13Tに関する悪い口コミ・評判について調査したところ、本体が大きくて重いという声が多いように感じました。
その中でも気になった口コミ・評価は以下の通りです。
- 大きくて重たい
- 重たいゲームは不向き
- 発熱が気になる
Xiaomi 13Tの悪い口コミとして、本体が大きく重たいという声が見つかりました。
ヨドバシカメラ新宿東口店にてXiaomi 13Tを購入。レザー調のブルーは在庫切れ。画面デカくて重い以外は原神出来るし不満ない。満足度低いPixel8売ろうかな pic.twitter.com/VyeeJckIum
— C.S.N (@carsharenerd) December 16, 2023
Xiaomi 13Tは実際ゲームも快適にできるスペックで、「ゲームも十分楽しめる」という声が多くありましたが、中には重たいゲームには向いていないというような声もありました。
スペック的にゲームをたくさん楽しむには不足している部分もあるため注意が必要です。
現状総合的に見るとXiaomi 13Tがコスパ良
重いゲームやらんなら— KRT@Bluesky快適過ぎ (@poipoihogehoge) February 1, 2024
また、筆者自身は使用していて気になりませんでしたが、口コミの中には「発熱がある」という声も見つかりました。
Xiaomi 13Tの発熱エグいな( ˘•ω•˘ )
— なおし@Xiaomiファン (@burasino) December 10, 2023
コスパの良い大画面スマホがほしい方におすすめ!
Xiaomi 13Tは屋外でも明るく見やすい6.7インチの大画面ディスプレイが魅力的なスマホです。
また、最大144Hz駆動で滑らかな操作ができるため、SNSも動画視聴もどんなシーンでも快適な操作が味わえます。
バッテリー持ちもよく、67Wの急速充電ができる点もXiaomi 13Tの魅力です。
ミドルレンジスマホながらゲームも快適に楽しめるスマホなので、コスパよくバランスのとれたスマホがほしい方はXioami 13Tを選んでみてはいかがでしょうか。